驚異！人と会話できる鳥!!大型インコ（オウム）を飼う秘訣>大型インコ(オウム）はどのくらい頭が良くて、おしゃべりができるのか

この点については、私がいろいろ言うよりも、アメリカの大学の先生の研究した成果を
示すのが最も手っ取り早い方法です。
それは、アメリカのアイリーン・ペパーバーグ博士の研究成果です。
そして、その成果は、いくつかの本として刊行され、
また、Ｉｎｔｅｒｎｅｔの動画サイトでその実験風景を見ることが可能です。

博士は、1歳のヨウムをペットショップで購入し、その子に、言葉を教え、
鳥にも立派な知能があることを証明しました。
そのヨウムは、アレックス（Ａｌｅｘ）と名づけられました。
その名前の由来は、
「鳥類言語実験」（Avian Language Experiment）の頭文字をとったものです。
博士は、30年に渡り、Ａｌｅｘに言葉を教え、知能の存在を証明しました。
残念ながら、Ａｌｅｘは、31歳で死んでしまいましたが、Ａｌｅｘの知能は、以下のようでした。

覚えた英単語100個以上
識別した色　7色
識別した物体　50個
識別した形　５
識別した数　７（”０”の概念を理解していた）

さらに、Ａｌｅｘは、覚えた単語を組み合わせて、文章を作り、しゃべりました。
即ち、ヨウムは、単に鸚鵡返しをしているのではなく、
考えてしゃべっているのだということです。
以下に、日本で刊行されている本を挙げます。
「アレックスと私」　アイリーン・ ペパーバーグ著（幻冬舎）
「アレックス・スタディ―オウムは人間の言葉を理解するか」　アイリーン・ ペパーバーグ著（共立出版）
また、以下にＡｌｅｘに関するサイトがあります。
http://alexfoundation.org/